投資にはリスクがつきものです。
と、よく言われるように、必ずプラスにならないのが投資。そう、FXのことなのです。
お金を働かせてお金を得る方法、とも言われる金融取引ですが、マイナスになることもあります。
というか
100パーセント勝てる手法なんてありません。
必ずロスカットをしないといけないということ。ロスカットとは含み損が出ているポジションを決済して損を確定させること。
損が確定する、と思うと誰でも嫌ですよね。できるなら少しでもプラスで終わりたいと思うのが当たり前です。
前回の記事にもリスクリワードをあげましたが、利益はちょこちょこ確定するのに損はいつまでも確定せずポジションを持っておく、いわゆる”塩漬け”がFXをやるにあたって最も危険な行為なのです。
資金力のない人ほどロスカットはタイトに!
ポジションを持つだけで一万通貨あたり数万円の証拠金が拘束されるので、それ以外の口座にある資金が余力となります。
一定以下までこの余力が下回ると証券会社から強制的にロスカットされたり、マージンコールといって、期限内に追加の証拠金を入れるかポジションを解消しないと強制的にロスカットしますよ、という通知(大概はメール)が来ます。
もしあなたが10万円の証拠金を入れて一ロット42000円の証拠金を2ロット分、84000円分拘束されていたとしましょう。
思っていた方向と逆に相場が動き、あっという間にマイナス30pips。
マイナス30pipsというと2ロット分ならマイナス6000円になります。
さらにこれを放置し、ついに強制ロスカット…となった頃には最初の10万円は8万円くらいになっていることでしょう。
そうなるともう、1ロット分しか使えない。
こうやって着実にロット数を減らしてしまうのが塩漬けなのです…!
資金力のある人は一度に全ロットを張らない限り、余力で戦えますが、少額でコツコツと勝とうと思えけば必ず必要になってくるのがロスカットの技術なのです。
ロスカットを制するものはFXを制する。
といわれる通り、ロスカットをうまくできるようになると資金はどんどん減らなくなって増えて来ます。
ではロスカットはどこですればいいのでしょうか。
エントリーの根拠が崩れるところ、それがロスカットポイント。
例えば、この止められる、というラインのところでもうちょっと上がるかな?と考えて買いポジションを持っていたとします。
しかし、ここから下がり始めた。
その時にいかに素早くロスカットできるかが勝敗を分けるカギになります。
どうしても自分がポジションを持つとそっちに行ってほしい、たぶん行くだろうという思い込みが発生して少しぐらい下がってもまた上がるだろうと期待に胸をふくらましてしまうのです。
そこで、自分のポジションに対して常に本当にそっちに相場が動いているのか確認しながら疑いながら、最初にポジションを持った時にここまで来たらロスカットしようと決めておかないといけません。
エントリーの時に思い描いていたのが5pipsぐらいはいったん下がってもそのあと上昇するだろう、というものなら、5pips以上含み損が出た時点でロスカットし、いったん相場をよく見る必要があります。
FXにおける戦略と戦術はポジションを持つときにすでにいろんなパターンを考えて、こうなったらこうしよう、と考えておかなければなりません。
相場は自分の思い通りにはいきません。しかし、予測してうまくリスクをコントロールすることでマイナスを減らしてコツコツと勝っていけるものなのです。