スクールでは質疑応答の時間を設けて生徒さんからのご質問に一人一人答えています。
そこで昨日印象的な生徒さんのご相談があったので掲載したいと思います。
目次
こうなると思った?
スキャルピング手法を使って損を少なく、利益もコツコツ取って行く方法で練習していたという生徒さん。
こうなると思ったのにならなくて損切りにばかりかかる。
少しだけ取っても仕方がないから利益を伸ばそうとしたら戻って来て結局勝てなかった。
というご相談でした。
ルール守れてる?
詳しくエントリーポイントについて聞いて見るとルールに基づいていなく、チャートをパッと見て下がると思って売った。
下がると思った、というのはどんな根拠でそう思ったのか伺ってもさがってきてたから、という答えでした。
なんとなく下がるかな、で勝てるほどFXは甘い世界ではなく、環境認識や色々な要素に基づく売買の根拠が揃ってやっと勝率は上がってくるのでパッと見て、直感的にやってしまうと結局そこしか見ていなく、総合的な判断はできていないため大きな流れには巻き込まれてしまいます。
特に初心者では相場を読むことが慣れていないためきっちりとしたルールに基づいて取引するのが鉄則なのです。
たった一つの時間足だけ見ての安易なエントリーは我々プロトレーダーは絶対にしない。それではただのギャンブルだからです。
ここなら勝てる確率は何割、というのを見極めて損切りと利確をあらかじめ自分の中で決めてエントリーを行う。
つまり、マイルールがそこには存在する。これがFXの戦略であり戦術です。
先述の生徒さんは下がるかなと思って売ったわけだが、どこまで下がるか、または上がった場合のことを想定していなかった。
私はこの場面では上位足は上昇と判断したわけだが、頭が抑えられていたため手堅く10pipsで利確していきました。
そのあと下落したのも想定内です。
FXはありとあらゆる可能性を考えて臨機応変に対応しなければいけない。
人の心理は凶と出る?
一般的に人の心理は損は我慢できるけど利益は少なくても確保したいというもの。
しかしそれでは一回のロスカットが今までの利益を吹っ飛ばしてしまう、リスクリワードの悪い取引となってしまうのです。
この心理は誰もが持っていてそれに巻き込まれるとFXで長く勝ち続けることは難しい。
一回の取引で200円だけ勝って一回の取引で2000円負ければ勝率9割でも利益は残らない。
FXで一番難しいと言われているロスカット(損切り)については次回のブログでご紹介したいと思います。