こんばんは。
石賀です。
今株価は19000円台ですが、大手企業の東芝が東証二部降格したり、生活する上でも給料が上がったとかボーナスが増えたとかいう話も聞かず、決して景気はいいとはいえないと思います。
株と為替の関係
株価とドル円の為替レートの関係では株価が上がれば円安になる、(または円安になれば株価が上がる)ということをご存知の方は多いと思います。
日本は輸出企業と輸入企業の占める割合が6対4となっていますし、経団連も、日系225の企業も輸出企業が多く閉めています。
日本は原油や鉄鋼などの資源は輸出できない代わりに自動車や電子機器など日本の技術を使った輸出で経済を発展させ、貿易大国となりました。
そのため円安のほうが輸出企業にとっては非常に有利で貿易黒字につながりやすいため、円安にすると株価が上昇する傾向にあります。
そして日本政府は経済刺激策の一環としてドルを買いまくって円安に誘導したという経緯もあります。(これにトランプ大統領は先日、名指しで日本と中国が為替操作している!と指摘していましたね。)
トランプ大統領が誕生し、昨年の10月ごろには一ドル101円でしたが12月には一ドル118円まで円安が進行しました。
そこからいったん落ち着いて現在の為替レートは112円から114円前後となっています。
安部総理がトランプ大統領と会談したとき、日本は全力で支援する、といっていましたがどこまでアメリカにお金を使うのか・・・。
そして今後日本の、そして世界の経済はどうなっていくのか・・・。
大企業がつぶれることもありえる。
それでは大手企業がつぶれたときにどうなるでしょうか?
実は円高になる傾向にあります。
日本は海外に向けて中国などの発展途上国に向けてアジアを中心に円借款という資金を貸しつけています。その総額は2012年時点で104億ドル。
世界で第5番目に多いといいます。そのうち返済義務のある円借款は類型29兆2232億円あります。
日本は世界一の債権国(つまりお金を貸す側でありお金持ちということ)なのです。
大手企業が倒産すると、資金供給のため、円借款を返済してもらったり海外にある財産を売り払って円を買い戻すため円高になる、ということがあります。
東日本大震災のときも円高になりました。
日本に何かあったら円高になることが非常に多いです。
動画もありますのであわせてどうぞ。