こんばんは、塾長の石賀です。
11月9日、日経平均株価は23000円台を付けました。
安倍政府が解散を発表した直後から異常な上昇を続けています。
株買って景気のいい時に上がるはずなのに今の現状、どうなんでしょうか。
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給料は上がらないのに景気が上がっている?
シャープの身売りに始まり、東芝の二部降格、「やっちゃえ、ニッサン」のCMでおなじみの日産は本当にやっちゃったわけで、神戸製鋼はデータ改ざん・・・。マイナス要因しか見えてこない中、この株価の上昇は異常ですよね。
皆さん、お給料は上がりましたか?
景気のいい話は聞きましたか?
株価と連動すると言われている為替のマーケットのほうは株高にもかかわらずさほど円安にもならず、113円前後をうろうろしています。
衆議院選挙では安倍政権がただ復活しただけで、景気回復の見込みはないに等しいにもかかわらず、これほど株価だけが異常に上がっていくのにはわけがあるのです。
ではだれが株を買っているのか、それは金融緩和政策を続ける日銀と、年金積立金運用独立行政法人(以下GPIF)です。
景気回復のために日銀とGPIFは株を買い続けているわけですが実際景気が良くならないので株を買い続けるしかないのですね。
GPIFが年金を運用している
GPIFはその名の通り、私たちの年金を運用しているわけですがこの仕組みを知る、投資家たちの格好の餌食になっていることは言うまでもありません。
株価はどうせ日銀とGPIFが挙げてくれるわけです。上がっていくとわかっていれば安い今買って高くなったら売り、を繰り返して投資家たちは私腹を肥やしています。その投資家に流れる利益を支払っているのはまさに、年金を支払っている私たち国民なのですね。
ただでさえ、少子高齢化で、2030年には生産労働人口約1.8人で高齢者ひとりを扶養する社会になるといわれているのにもかかわらず、年金の原資を現状維持どころか一時しのぎの為にじゃんじゃん使ってしまっているのです。
どんどん年金の受給年齢が引き上げられ、更には給付金額も雀の涙(まあこれは国民年金であれば今もですがもっとひどくなるでしょう。)になり、私たちがぼけーっとしている間にどんどん私たちの収めたお金がマーケットに垂れ流し状態にされているわけです。
バブルはいつかはじけ飛ぶ
当然バブル(実体のない株価の上昇)はいつかははじけ飛ぶわけで、そのときの日本は一体どうなっているんでしょうね。。。
日銀の黒田総裁はまだまだこの金融緩和を続ける、と言っています。そりゃやめれんでしょう。
やめる、縮小する、と言ったとたん、大きく膨らんだ実体のない株価ははじけて一挙に暴落することが目に見えているのですから。
目標とする物価上昇率2パーセントが達成できるようなめどは全く立ってないですね。
トランプ大統領の訪日、日中韓米の関係も気になるところですが私はこのことが非常に気にかかります。