こんにちは。石賀です。
今日はトランプ政権についてお話していきたいと思います。
目次
トランプ大統領の目指すアメリカ
大統領選でヒラリークリントンに僅差で勝利し、２０７１年１月２０日にアメリカの新大統となったドナルドトランプ氏。
彼の経歴は不動産王、ということはよくご存知の方も多いと思いますが破産申請を４度も経験しており、その経営手腕ははっきり言って不安がいっぱい・・・。また、実業家のほかにもタレントとしてホームアローン２にも出演していましたね。
そんな彼が打ち出す政策は強いアメリカ。
共和党から出馬した歴代大統領にはレーガン、ブッシュ、ワシントンなどがいますが中でもトランプ大統領がもっともお手本にしているといわれているのがレーガン大統領。
実はトランプ大統領は１９８０年のレーガン大統領のころの不動産ブームに乗り、オフィスビル、ホテル、家事の経営で財をなし、アメリカの不動産王と呼ばれるまでになりました。
そのため、というわけでもないかもしれませんがトランプ大統領はレーガン大統領を真似るかのような政治をしていますね。
バブルを引き起こしたプラザ合意
１９８５年、ニューヨークのプラザホテルで先進五カ国の蔵相、中央銀行総裁会議により為替レート安定化に関する合意が行われました。これがプラザ合意でその当時のドル円のレートは一ドル２４０円程度でしたがプラザ合意の後急激な円高が進み、１９８８年には１２０円台をつけました。
これは当時輸出企業を中心に急激な経済発展をしていた日本に対してのけん制でした。
為替が円安にふれると輸出企業は儲かり、貿易黒字がどんどん増えますが円高になると輸出は急激に冷え込みます。
そのため景気が過度に冷え込むことを恐れた当時の中曽根内閣が大規模な金融緩和を行い、不動産バブルがはじけてバブル崩壊になったといわれています。
つまり、為替レートひとつで国の経済はガラッと変わってしまうのです。
経常収支、一位は中国、ではアメリカは・・・？？？
何かと目にすることの多いメイドインチャイナ、さすがに世界相手に輸出している国だけに中国の経常収支は１位です。
さて、日本はというと2位のドイツについで３位にランクインしています。
ではアメリカは？？
なんと１８８か国中１８８位。ワーストワンなんです。
ドルが国内から抜けていくばかりになっているのでアメリカの借金はどんどん膨らむばかり。
基軸通貨であるドルがこんなことでいいのか！
ということでこの経常収支を何とかしようとしているのがトランプ大統領なんですね。
アメリカはシェールオイル、シェールガスが豊富に採掘できるのですがこれをすべて今までは国内だけで消費してきました。
しかし貿易収支を向上させるにはこれを世界に向けて販売すればよいのです。
ほかにもトランプ大統領は公約で製造業を活発にする。といってましたがこれ、今の現状でアメリカ国内だけで消費するぶんはまかなえてるはずなので製造業を活発にすれば当然その作ったものは海外へ輸出。
ということは今後アメリカは輸入ばかりではなく輸出をして自国の利益を追求しようと考えているわけです。
中国や日本に対して為替操作をしている！と名指しで批判していた意図がわかってきました。
今後、アメリカが世界相手に輸出を行うに当たってドル高の状態では輸出が伸びないからなんですね。
FRBは継続して利上げしていきたいようですが、トランプ大統領はどうもドル安にもって行きたいと思ってそうですね。
よかったら動画も見てくださいね。
