こんにちは、石賀です。
今年は大阪でも雪が積もったり、日本海側では豪雪に見舞われたりと寒く厳しい冬です。体調に気をつけてお過ごしください。
何かと話題の仮想通貨、大手取引所のコインチェックからネムが大量に盗まれたり、その後仮想通貨全体が暴落したりと今年は去年と違った様相でニュースをにぎわせています。たくさんの億り人が出た昨年、その税金は今年徴収されることになります。大体のガイドラインが決まり、今は去年の仮想通貨バブルで儲けた人の税金の徴収のために国税局はうきうき忙しくしているみたいですね。儲けたらとられます。お気をつけください。
18タートルズでは2/10に税理士セミナーを塾生さん対象に開催し、正しい税金に対する知識を学んでいただきました。今夏一で三回目の開催となりますが毎年いろいろな税金に関する話題が出て新しい知識を教えていただけるのでとてもためになります。税金の仕組みは私たち一般人にとっては非常にわかりにくいものですのでやはりプロにお話を聞くといろいろな疑問はすぐに解決されます。来年もまた開催したいと思います。
ここからはタイトルの不況の話を少ししたいと思います。
アメリカではFRBの戦略で三年間利上げをしてきました。
利上げすればドルを保有していると利子が多くつくということですので世界の金持ちや銀行がドルを買い、一ドル75円から125円までドル高になりました。
日本もこれと同時期に量的緩和や異次元緩和などを、私たちの税金で行い、さらなるドル高円安に拍車をかけました。
しかしここにきてアメリカは利上げを今年も4回すると発表しているがドルは買われず逆に売られています。
なぜか。
それはこの利上げは長期金利に連動するため、家のローンや自動車のローン、会社の借金など長期の借り入れの返済金利に影響を及ぼし、借金をしている人や企業は返済がかなり苦しくなります。これはリーマンショックを引き起こしたサブプライムローンとよく構造が似ており、リーマンショックが再来するかもとの懸念が出ています。
また、トランプ大統領は32パーセントから21パーセントに法人税の減税をしました。
企業にとってはうれしい減税ですがFRBにすれば大幅に収入が減るわけで、このままいけばアメリカの財政赤字は10年で770兆円の赤字になるとの試算も出ています。これを懸念し、ドルは売られ、ダウも下げているのです。
日本の麻生財務大臣は国会での発言が円高容認と取られ、ドルが一挙に売られ、105円台まで円高が一時進みました。
円高は日本の景気を悪化させます。あまり今は連動していませんが日本は株が上がると円安になり、円高になると株価は下がります。
円高が進んでいるが株価が暴落していないということは誰かが株を買いささえしているということ。日銀の買い座さえもどこまで持つかわからない。
アメリカはこのままで行くと破産してしまう。3月23日にアメリカの上院と下院で予算決議が行われますが、承認されなければアメリカ全土の「政府閉鎖」というシナリオが待っているのです。
その3月にFRBは利上げをするといっています。
大きく下げているドル円の相場、所感では今週はいったん戻りがありそうですが、やはり長期では下目線で見ています。